活動ブログ

平成28年度 あいうえの日和

あいうえの日和(2016.10.15)

「Museum Start あいうえの」のファミリー向けプログラム、「あいうえの日和」が10月15日(土)に東京都美術館のアート・スタディ・ルームで開催されました。

午前10時からと午後1時からの2部構成で開催されたこの日の「あいうえの日和」。この、上野公園の9つのミュージアムを楽しく冒険するコツを伝授する90分のプログラムには、計43組のファミリーが参加しました。

今年度第2回目の「あいうえの日和」となる今回は、ミュージアムを冒険するための道具「ミュージアム・スタート・パック」をプレゼントするほか、とびラー(アート・コミュニケータ)が東京都美術館を案内する「こども建築ツアー」を開催し、こどもたちは実際に「ビビハドトカダブック」を使って冒険の記録を作成するまでの一連のワークを体験しました。こどもたちのミュージアム・デビューを応援する、当日のプログラムの様子をお伝えします。

プログラム開始10分前から、ぞくぞくとプログラムに参加するファミリーが、アートスタディルームにやってきました。受付で、今日の活動をする班を案内されたこどもたちは、とびラーの待つ班ごとのテーブルに向かいます。

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とびラーのサポートを受けながら、名札に自分のニックネームを書き入れるこどもたち。こうした何気ないやりとりも、とびラーとコミュニケーションを図りながら活動を円滑に進めるための心の準備につながる大事なステップとなります。

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名札をつけたら、いよいよプログラムのはじまりです。Museum Start あいうえののスタッフより、上野公園に点在する9つの文化施設や、その日にプレゼントされた、ミュージアムでの冒険を楽しむための道具「ミュージアム・スタート・パック」の使い方が紹介されます。

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上野公園にある、さまざまな文化施設の人が「上野公園での冒険を継続して楽しんでほしい」という思いを込めてこどもたちに贈る「ミュージアム・スタート・パック」。そんな気持ちが込められたパックを手にしたこどもたちは、冒険の記録を残すことのできる「ビビハドトカダブック」を実際に開いたり、中身を確認しながら、使い方を学んでゆきます。「ミュージアム・スタート・パック」の使い方を教わるプロセスは、ミュージアムでの冒険のイメージを膨らませるための過程でもあります。

ミュージアムでの活動を通して、心にとまったこと、発見したこと、知ったことを持ち帰り、ビビハドトカダブックの真っ白ページに詰め込んで、自分なりの方法で記録していく。そんなミュージアムでの冒険を充実させるためのコツも共有されました。

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「ビビハドトカダブック」の使い方の伝授を経て、冒険に出かけるための準備ができたところで、この日の冒険の舞台となる、東京都美術館の「建築」についてとびラーによる紹介の時間を持ちました。

「とびかん たてものがたり」と題するかみしばいをみながら、東京都美術館の歴史をみんなでたどっていきます。これから出かける冒険の行き先について「知る」時間も、実際のミュージアムでの体験の期待感を高めながら、豊かにしてゆくための大切な時間です。

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東京都美術館のたてもののストーリーをみんなでめぐったら、いよいよ実際の美術館建築をめぐる冒険へと出発です。「作品」にかわって、「建築」から深める美術館での体験が、こどもたちのどのような発見や記録につなげられていくのでしょうか。

学齢別に実施された4つのグループでの「こども建築ツアー」では、一見しただけではわからない東京都美術館にみられる建築の工夫についてとびラーが話をしながら館内のいくつかのポイントをめぐっていきます。

こどもたちは「こども建築ツアー」のなかで、目でじっくりみたり、触れることができる場所には手で触れそこにあるモノを確かめながら、体験を自分の体や頭のなかに取り込んでいきます。

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こどもたちが「こども建築ツアー」に参加しているあいだに、保護者向けの事業紹介が東京藝術大学美術学部伊藤達矢特任准教授から提供されました。

「Museum Start あいうえの」と「とびらプロジェクト」の事業紹介にくわえて、ミュージアムでの鑑賞体験の質が、おとなによる伴走によってどのように高められていくのか、そのヒントについて「Museum Start あいうえの」の実際の活動に照らし合わせながら実例が紹介されていきます。「Museum Start あいうえの」のファミリー向けプログラムでは、こうした保護者とのコミュニケーションの機会も重要なものとして捉えられているためです。

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東京都美術館の館内を30分間かけてめぐったら、こどもたちがアートスタディルームにもどってきました。

いよいよ、今日経験した自分のミュージアムでの体験をことばや絵、チラシを切り貼りしながら、自分らしく残す活動に移ります。

チラシを丁寧に切りとったりしながら、今日の冒険のなかで心にとまった場所やモノ、コトを思い起こして残していきます。

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時には、とびラーとコミュニケーションをとりながら、記録を残す活動を進めていきます。

活動に参加するこどもたちの表情は真剣そのものです。

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そうして、完成した「ビビハドトカダブック」を、活動の最後にみんなで鑑賞しました。

自分が記録をのこした「ビビハドトカダブック」をもう一度見直したり、他の参加者がのこした記録を見たりすると、いろいろな発見で溢れた多種多様な記録があることがわかります。自分ののこしたものをみんなに見てもらい、言葉をかけてもらうことは、つぎの活動への動機にもなります。

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アートスタディルームに足を踏み入れた少し緊張した様子とはちがう、充実した表情で会場をあとにしたこどもたちの様子がとても印象的な活動となりました。

活動にご参加いただいたファミリーのみなさま、どうもありがとうございました。

(Museum Start あいうえの プログラム・オフィサー 渡邊祐子)

プログラム: あいうえの日和 | 投稿日: 2016年10月17日

主催/東京都、東京都美術館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京藝術大学

共催/上野の森美術館、恩賜上野動物園、国立科学博物館、
国立国会図書館国際子ども図書館、国立西洋美術館、東京国立博物館、
東京文化会館(五十音順)

お問い合わせ:Museum Start あいうえの 運営チーム(東京都美術館×東京藝術大学)
Tel: 03-3823-6921(東京都美術館 代表番号)
Fax: 03-3823-6920
E-mail: aiueno@museum-start.info

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