活動ブログ

平成28年度 あいうえの日和

あいうえの日和:90分で伝授!冒険の道具の使い方(2016.8.20)

「Museum Start あいうえの」のファミリー向けプログラム、「あいうえの日和」が8月20日(土)に東京都美術館のアート・スタディ・ルームで開催されました。この「あいうえの日和」は、上野公園の9つのミュージアムを楽しく冒険するコツを伝授する90分のプログラムです。

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この日は、午前・午後の二回プログラムが実施され、午前の回に15組32名、午後の回に15組30名、計62名のファミリーにご参加いただきました。

今回の「あいうえの日和」は、30分バージョンの「あいうえの日和」の活動を90分に拡大。これまで実施してきた、「ミュージアム・スタート・パック」の使い方のご案内とプレゼントに加え、ミュージアムのたてものをめぐる「こども建築ツアー」を開催し、その日の冒険の記録を書きこむワークを通じて、「ビビハドトカダブック」の使い方をこどもたちにマスターしてもらおうという企画となりました。「Museum Start あいうえの」のスタッフとともに、ツアーの運営、ブック作成のサポートなど、こどもたちのミュージアム・デビューを応援するのは、アート・コミュニケータのとびラーです。

「あいうえの日和」の活動の導入となる、上野公園や「ミュージアム・スタート・パック」について、「Museum Start あいうえの」のプログラム・オフィサーから説明をうけるこどもたちの様子です。

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この導入の時間では、プログラムのはじめにプレゼントされた「ミュージアム・スタート・パック」から「ビビハドトカダブック」を取り出して、ページをめくったり、中身に目を通 したりします。とびラーがサポートに入ると、コミュニケーションが生まれて場の雰囲気があたたまっていきます。こうして少しずつ距離を縮めていくところか ら、小さなコミュニケーションがはじまっていきます。

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そうして、いよいよ東京都美術館をめぐる「こども建築ツアー」に出発です。

雨のなか行なわれた「こども建築ツアー」では、とびラーの話に耳を傾け楽しみながら美術館内を探索するこどもたちの姿がありました。とびラーの案内のなか で知ったことを呟きながら、実際に壁や柱に触れてみます。自分で一つひとつ確認しながら、自分自身の体験にしていくための作業です。

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はじめて出あうとびラーとともに、はじめて手にするブックを使って、美術館のたてものをめぐる体験をしたこどもたちだけではなく、「あいうえの日和」で「はじめて」の体験を経験するのは、こどもとともにプログラムに参加する保護者も同様です。

こどもたちがツアーにでかけたら、アート・スタディ・ルームは保護者の方々に開かれた場となります。ここからは、東京藝術大学美術学部の伊藤達矢特任准教授による、「Museum Start あいうえの」の活動紹介がはじまります。

ここでは、「どのようにしたらこどもたちのミュージアムでの体験を豊かな体験としてデザインすることができるのか」、ミュージアムでの体験がおとなの伴走によってより豊かなものとなることを保護者の方々と共有しました。

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つぎは、「おとな館内ツアー」です。

美術館内に点在する「開館90周年記念展木々との対話──再生をめぐる5つの風景」展の作品をみながら美術館をめぐる「おとな館内ツアー」は、こどもたちのツアーでの体験を保護者の方にも経験してもらい、こどもの鑑賞活動でのおとなの伴走の大切さを知ってもらうための企画です。

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これら、「Museum Start あいうえの」のコンセプトの共有や、「おとな館内ツアー」への参加は、保護者の方にとってもこれまでにない気づきや学びの多い時間となったようです。

そんな様子が伝わる、アンケート内に寄せられた声を、いくつかご紹介します。

「知らないことが多く、とても有意義でした。おとなが楽しめないと、こどもが経験値が下がることもあるので、おとなも勉強したいです。」

「大人目線で作品を見て行くのと、またちがった印象になりました。不思議がいっぱいです。いつも子供に説明したりして自分がたのしむのは後まわしだったので、たのしかったです」

「子供への話しかけ方、建物そのものへ注意をはらうこと、新しいヒントをたくさんいただけました。」

「親も東京都美術館に入ったのが初めてだったので、今後は身構えずに入りやすくなったと思います。」

東京都美術館のたてものをめぐるツアーからもどった、こどもたちは早速手にしたビビハドトカダブックに、今日のミュージアムでの体験を記録します。

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20分ほど設けたブック作成の終わりの時間をつげると「えー、もう?」の声をあげていたこどもたちの様子は、活動のつづきや次の冒険をはじめるきっかけに今回の活動がなったことを示す反応でもあると思います。プレゼントされた「ビビハドトカダブック」の作成に励むこどもたちの様子をみた保護者の方のなかには、これまで美術館を訪れても興味をあまり示さなかったこどもたちが、いつになく熱心に活動に参加している様子に驚く声もきかれました。ミュージアムでの冒険を「もっとやってみたい」「もっと知りたい」の気持ちを引き出すはじまりのプログラムとして、手応えがある実施となったようです。

プログラムにご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

次回の「あいうえの日和」は、10月15日(土)となります。みなさまのご参加をお待ちしております。

(Museum Start あいうえの プログラム・オフィサー 渡邊祐子)

プログラム: あいうえの日和 | 投稿日: 2016年8月20日

主催/東京都、東京都美術館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京藝術大学

共催/上野の森美術館、恩賜上野動物園、国立科学博物館、
国立国会図書館国際子ども図書館、国立西洋美術館、東京国立博物館、
東京文化会館(五十音順)

お問い合わせ:Museum Start あいうえの 運営チーム(東京都美術館×東京藝術大学)
Tel: 03-3823-6921(東京都美術館 代表番号)
Fax: 03-3823-6920
E-mail: aiueno@museum-start.info

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