活動ブログ

平成28年度 スペシャル・マンデー・コース

東京学芸大附属小・パイオニアキッズ保育園・ゆうかり教室@ゴッホとゴーギャン展(2016.11.14)

11月14日(月)、休室している美術館にこどもたちを迎える学校向けの鑑賞プログラム「スペシャル・マンデー」が東京都美術館で行なわれました。

今回みんなで鑑賞したのは特別展「ゴッホとゴーギャン展」 。普段は1日に数千人の来場者がある人気の展覧会ですがこの日は休室日。学校のこどもたちだけが貸切状態で入場できる、特別な日です。

今回は午前中に小金井市から約100名の小学1年生、午後には調布市から42名の保育園の年長さん、そして多摩市から中学2・3年生11名のこどもたちが来館。普段は5、6年生の希望が多いこのスペシャル・マンデーですが、今回は100名を超える小学1年生と、午後も保育園年長さんといつもより小さなこどもたち。そして午後は多感な世代の中学2、3年生。多くのこどもにとって初めての美術館。それぞれの学習内容に合わせて鑑賞プログラムを組み立てました。

各学校の様子をご紹介していきます。

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★東京学芸大学附属小金井小学校 1年生 105名
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<東京都美術館に到着!>
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<講堂にてご挨拶>

今日の活動についての説明を受けた後、グループごとに担当するアート・コミュニケータ(愛称:とびラー)と共に展示室へ移動しました。

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<展示室へ>
展示室に入ると、まずは展示室散歩。初めて入る空間に慣れるよう、とびラーが案内しながら3つのフロアをゆったりとめぐります。
実はこどもたちは来館前に「ミュージアム・スタート・パック」を使った事前学習を行なっています。すでに「ビビハドトカダブック」に自分のお気に入りの作品の画像をブックに貼ってきたこどもたちは、自分が選んだ作品を見つけると「あ!あれ私が選んだ絵だ!」と嬉しそうな声があちこちで上がりました。

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事前に学校で作品との結びつきを育んでいたおかげで、本物の作品との出会いがより豊かなものになります。

<グループ鑑賞の時間>
複数の人数でひとつの作品を見ながら、気づいたこと・発見したことを言葉にしていきます。とびラーはこどもたちの言葉をつなぎ、つむぎ、みんなで作品を見る一体感を感じさせるファシリテーターの役を果たします。
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学校で事前授業の一環の図工の時間に、ゴッホとゴーギャンの人物の描き方を図版でよく観察したうえでクレヨンで自画像を描いてきたこどもたち。グループ鑑賞の時間では、色の使い方や描き方についての発言が多くありました。

例えばゴッホが描いた《ゴーギャンの椅子》を見ながら、「壁の緑はべったり塗られているけど、床の方は赤・黄色・緑などたくさんの色が点々で描いてある」など、色や筆づかいについて注目してくれていました。

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<ひとりの時間>
学校でも使った「ビビハドトカダブック」を手にして、「今日のお気に入りの作品」を探しに行きます。ブックには「今日の記録」として、作品の前で気づいたことや選んだ理由を書きました。
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事前学習から、「ビビハドトカダブック」を使ったことにより、当日、展示室でもこどもたちは愛着を持って、大切にブックを扱っていました。
さらに事後授業は、国語の授業のなかで作文と、さらに図工の時間で模写まで書いたそうです。
こどもたちは事前から当日、事後までの一連の流れを通じて、「ゴッホとゴーギャン展」を一生懸命見るようになっていました。

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★認可保育園パイオニアキッズ 年長 42名
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まずはアートスタディルームで絵本の読み聞かせ、ゴッホの作品の世界へと興味を促します。

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続いて、気になる作品を選びます。
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展示室に移動したらグループのみんなで一緒に見る時間です。

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グループ鑑賞の後は「美術館探検」を行ないました。事前にアートカードで選んだ自分のお気に入りの作品を探して、とびラーと一緒に3~4人組になってめぐりました。
たくさんの発見をしてくれたこどもたち。学校へ戻ってからも、何度も「またゴッホさんとゴーギャンさんに会いたい!」と話していたと、先生からうかがいました。
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★多摩市教育センター「ゆうかり教室」 中学2年生 11名
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中学生11名のみなさんは、展示室ではとびラーと一対一でおしゃべりしながらゆったりと歩き、アートスタディルームに戻って来てからは、自分が選んだ1つの作品を元に「ゴッホとゴーギャンの色いろバッジ」を作る造形のワークも行いました。

<アートスタディルームでご挨拶>

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<とびラーとご挨拶>

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<だれもいない、展示室へ>

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<ゆったりとお散歩しながら>

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<時に気づいたことを話したり、とびラーと立ち止まって見たりしながら>

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<アートスタディルームに戻ってきて、見つけてきた作品について話す時間>

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<お気に入りの作品から、缶バッジづくり>

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<「ミュージアム・スタート・パック」をプレゼント!>

早速、バッグに今日作った缶バッジを付けてくれています。

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<最後に記念撮影して、プログラム終了>

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これまで、自分の足では美術館に行く機会がなかったというこどもたち。学校の先生方の熱意が叶い、こどもたちの「本物の作品を見たい」という熱い思いが生まれ、当日はその熱意にアート・コミュニケータや学芸員、大学教員スタッフが応えていきながら、プログラムが実施されていきます。

ぜひその熱いまなざしをそのままに、これからも上野公園に何度も足を運びミュージアムを訪れてくれることを願っています!

(東京藝術大学 美術学部 特任助手
Museum Start あいうえの プログラム・オフィサー 鈴木智香子)

プログラム: スペシャル・マンデー・コース | 投稿日: 2016年11月14日

主催/東京都、東京都美術館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京藝術大学

共催/上野の森美術館、恩賜上野動物園、国立科学博物館、
国立国会図書館国際子ども図書館、国立西洋美術館、東京国立博物館、
東京文化会館(五十音順)

お問い合わせ:Museum Start あいうえの 運営チーム(東京都美術館×東京藝術大学)
Tel: 03-3823-6921(東京都美術館 代表番号)
Fax: 03-3823-6920
E-mail: aiueno@museum-start.info

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