活動ブログ

平成28年度 うえの!ふしぎ発見

うえの!ふしぎ発見:VOCA部 (2017.3.28)

3月28日、ファミリー向けプログラム「うえの!ふしぎ発見:VOCA部」が行われました。「うえの!ふしぎ発見」は、上野公園の様々な文化施設が互いのコンテンツを活かしあい、毎回一つのテーマで実施するプログラムです。
今回のテーマは上野の森美術館で開催されているVOCA展。この展覧会が、アートに関わる様々な人の推薦による展覧会だというとこにヒントを得て、プログラムでは参加者がお気に入りの一点を選び、それを言葉にして人に伝える、つまりお薦めするという活動をしました。実施には上野の森美術館、東京都美術館、東京藝術大学が連携し、11組22名の親子と共に12名のとびラー(アートコミュニケータ)が参加しました。
《1. はじめに》
参加者は10時に上野の森美術館に集合。受付でミュージアム・スタートパックをプレゼントし、今日のプログラムが始まります。まず「VOCA展」の担当学芸員である上野の森美術館の坂元暁美さんから展覧会の概要のお話があり、東京藝術大学の松尾から今日の活動の流れと美術館でのマナーを伝えます。その後、グループごとに自己紹介し、保護者とこどもに別れて展示室へ出発します。
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《2. グループ鑑賞
展示室では、はじめに全体を一周して今日の活動場所を把握した後に、グループで対話をしながら作品を見ます。とびラーが「この絵の中で何が起こっている?」「どこからそう思う?」と問いかけながら、一人が見つけたことをグループのみんなで味わっていきます。他の人の言葉を受け、物語が進むよう新しい発見が加わったり、全く別の部分に注目して場面が変わったりします。少しずつ最初とは違ったように絵がみえてきます。
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保護者の皆さんも、こどもとは別のグループで同じように鑑賞します。「こどもだけが参加すると思っていた」と最初は戸惑っていた方も、「今日はこどものことはちょっと忘れて、女子会のつもりで楽しみましょう!」というとびラーからの声かけに、自分の目で絵を見ていきます。日常の役割から少し離れて作品に入り込み、それぞれが見たことを言葉にしていくと、「この男性は猫ばかり可愛がりすぎていると思う。」や「この絵を見て、自分の好きな太宰の作品を思い出した。」という発言など、その方らしさが表れる場面があります。
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自分の目で絵をみて、言葉にする。
他の人が見つけたことを聞いて、また見る。
そうやって、同じ絵を見ながら
お互いのものの見方や捉え方に触れ合うことができるのは、とても楽しい時間です。
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《3. 個別鑑賞
次はいよいよ個人での鑑賞です。大人は一人で、こどもはとびラーとペアで、自分の「お気に入りの一点」を見つけます。とびラーはこどものとなりで、その言葉に耳を傾け、質問されることがあれば答えます。無理に誘導するのではなく、同じ絵を共に見ることで、こどもが落ち着いて自分の気持ちを言葉にできるよう心がけます。
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《4. 発表
はプログラムのクライマックス。最初に自己紹介しあった親子混合のグループで集まり、親も子も自分のお気に入りの作品を発表します。別々に見ても親子で同じ作品を選んだり、こどもの「お気に入り」のセンスにお母さんが驚いたりと、どの方の発表の中にもその方の好みや想いが感じられ、家族の新たな一面を知る場面がいくつもありました。「みんなで見た作品に愛着が沸いて・・」と最初にグループでみた作品を選んだ方もいました。
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《5. アーティスト・トーク
そして今回はプログラムの最後に、池平徹兵さんと幸田千依さんの二人のアーティストよりお話を聞くことができました。先ほど見ていた作品について、描いた本人が目の前で語りかけてくれる場です。説明や解説とも異なるアーティストならではの言葉からは、この絵がどんな想いで生まれたのかが感じられ大人もこどもも目を見開いて聞いていました。
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《6. ミュージアム・スタートパック
最後に、今日こどもたちへプレゼントした、上野公園のミュージアムを楽しむためのツール「ミュージアム・スタート・パック」の使い方の説明をお話しました。プログラムが終わった後に、早速、今日の出来事を書き留めているこどもたちもいました。
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後に参加者の声を紹介します
・私も好きな作品を選んだり、他の人の感想を聞いたり楽しかったです。
 子供と離れて観ることができ良い時間を過ごすことができました。
一人一人自由に見て、いろいろな方の感想を聞けたことがとても楽しかったです。
久しぶりにゆったり美術館を楽しめました。コミュニケーションを通して見ることによって
 数倍楽しく作品を見れました。
グループで対話しながら絵を見て、一人で静かにお気に入りを見つめて、おすすめしあったVOCA部。アーティストにも出会い、作品を味わい体験するプログラムとなりました。参加した皆さんが「親子で作品をみるのって楽しい!」と感じられたら嬉しいです。
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VOCA部の舞台となった展覧会:「VOCA展2017 現代美術の展望ー新しい平面の作家たち」
2017年3月11日 (土) 〜 3月30日 (木)
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(Museum Start あいうえのプログラムオフィサー、東京藝術大学美術学部特任研究員:松尾由子)
プログラム: うえの!ふしぎ発見 | 投稿日: 2017年3月30日

主催/東京都、東京都美術館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京藝術大学

共催/上野の森美術館、恩賜上野動物園、国立科学博物館、
国立国会図書館国際子ども図書館、国立西洋美術館、東京国立博物館、
東京文化会館(五十音順)

お問い合わせ:Museum Start あいうえの 運営チーム(東京都美術館×東京藝術大学)
Tel: 03-3823-6921(東京都美術館 代表番号)
Fax: 03-3823-6920
E-mail: aiueno@museum-start.info

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