活動ブログ

平成29年度 ミュージアム・トリップ

ミュージアム・トリップ:児童養護施設(2017.8.24)

夏休みも終わろうとしている2017年8月24日、あいうえのファミリープログラム「ミュージアム・トリップ」が行われました。

 

「ミュージアム・トリップ」とは、さまざまな状況にあるこどもたちにミュージアム・デビューの機会を提供するインクルーシヴ・プログラムです。経済的に困難な家庭の子どもを支援している団体や児童養護施設、海外にツールをもちカルチャー・ギャップなどの困難を抱える子どもを支援する団体など、各分野の専門機関と連携して実施しています。今回は都内にある児童養護施設が参加しました。

 

3名のこどもたち(小学2年生2名、小学4年生1名)が施設の方と一緒に手をつないで、上野公園まで来てくれました。アート・コミュニケータ4名が上野駅で彼らを出迎えます。
彼らを迎えたのは、とびらプロジェクトで「とびラー」をすでに任期満了した、いわば卒業生のアート・コミュニケータのみなさんです。任期満了してもなお、児童養護施設のこどもたちを美術館に招待し鑑賞プログラムを実施している「knock-knock」という任意団体をつくっているアート・コミュニケータのみなさんと、今回は活動を共にしました。

上野公園から一緒に歩いて、東京都美術館まで到着!

_MG_7478

それでは、一日の活動の様子を紹介していきます。

【あいさつ:上野公園へようこそ!今日の活動の仲間を知ろう】

最初に、全員でごあいさつ。
今日の冒険の舞台、この上野公園がどんな場所か、またこれからどんな活動をするのかを話しました。

今日の活動の流れは・・・
①東京都美術館で展覧会を見る
②東京藝術大学で学食を食べる
③東京文化会館で建物を見る
の3ステップ。
上野公園には、美術館や博物館などのミュージアムと呼ばれる文化施設が9つも集まっています。そのなかでも、今日は3つの行き先へ出かけます。

そして今日活動する仲間同士で自己紹介をしました。
自己紹介の方法は、これから見に行く展覧会「ボストン美術館の至宝展」で展示されている作品のアートカードから自分が好きな1枚を紹介すること。

_MG_7506

このアートカードは施設に事前に貸し出しており、こどもたちは寝る前などに「どの作品が見たいかな〜?」と想像しながらこの日を迎えてくれたそうです。自分が選んだ作品についてみなさんとても誇らしげに、そして嬉しそうに紹介していました。

アート・コミュニケータのみなさんも同様に、選んだカードを紹介します。
_MG_7511

【展示室へ:本物の作品を見に行こう】

準備ができたところで、いよいよ展示室へ。

展示室をぐるっとひとめぐりしながら、気になる作品の前でお話しをする姿も。
_MG_7560

みんなでひとつの作品についてお話をすると、いろいろな見え方がしてくる…!
みんなで見た時間のあとに今度は、自分の見たい作品を探しに行く時間です。ペアのアート・コミュニケータや施設の引率者と一緒に、展示室での時間をゆったりと過ごしました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
IMG_7591

 

【「冒険ノート」に記録を書こう】

展示室から戻ると、机の上に青い表紙の「冒険ノート」が置いてありました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この「冒険ノート」に、さっき展示室で見つけたこと、発見したこと、じっくり見て感じたことをまとめてみよう。
自分が感じたこと、印象に残っていることなどをじっくり言葉や絵で表します。あるいはチラシやシールを切ったり貼ったりすることもできます。それぞれの記録がどんどんできあがっていきます。

_MG_7635

 

9_MG_7627

できあがったところで、お互いの「冒険ノート」を発表しました。
どんなところに注目したのか、お互いの視点が違っていて、また新たな発見をする場面も。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

できあがった「冒険ノート」はこちら!(3つめはアート・コミュニケータが書いたもの!)

IMG_7668_e OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この「冒険ノート」は、実はみんなにプレゼントする「ミュージアム・スタート・パック」の一部分。他に上野公園の冒険のヒントがつまった「ビビハドトカダブック」やその2冊の本を綴じることができる「特製バインダー」、それと布バッグ、全部がこれから上野公園を冒険するための道具です。
午後は、このミュージアム・スタート・パックを提げての活動になります。

「冒険ノート」が書けたら、その冒険をしてきた証として9つのオリジナルバッジを集めることができます。その場所をもらうことができるのは、各施設の「ビビットポイント」。こどもたちはさっそく、東京都美術館のビビットポイントで、呪文を唱えてオリジナルバッジをもらうことができました!

IMG_7681

【ランチの時間:藝大の学食へ】

学生だけではなく一般の人もだれでも入ることができる東京藝術大学の学食。(平日のみ、休講期間をのぞく)
今日は音楽学部構内の洋食専門学食「キャッスル」にお邪魔しました。

12_IMG_7684

こどもたちにとっては初めての大学訪問。
「学校と同じ時計がある!」「あんなところにも絵がある〜」
「どんな人が通っているの?どうしたら藝大に入れるの?」
など、ランチの時間も興味津々に質問したり、天井や壁の絵を見上げたりしながら会話が途切れませんでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

東京藝大の「ビビットポイント」に立ち寄るのも忘れずに。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いよいよ最後の行き先へ出発です!

 

【午後の活動:東京文化会館へ】

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最後の行き先は東京文化会館。建物の中に入って行きます。
ここでの活動は、「ビビハドトカダブック」の東京文化会館ページに書いてある2つめの「冒険のヒント」を実践すること!

 

星空のような天井、不思議な模様の床のエントランス。いろいろな色や形を探してみよう。

 

16_IMG_7723

床を見てみると・・・「本当だ、三角形がいっぱい!おもしろい!」

こどもたちは、さっそくペアのアート・コミュニケータと一緒に東京文化会館のエントランス部分を探検!建物のいろいろな色や形をじっくり探します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

18_IMG_7748

17_IMG_7745

20_IMG_7743

見つけた形などを「冒険ノート」にすかさず記録。
できあがったノートはこちら。

IMG_7768_e OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

東京文化会館の担当者の橋本さんにも、自分たちの発見を見せることができました。
21_IMG_7752

最後に、東京文化会館のビビットポイントでもオリジナルバッジをゲット!
今日一日で3つのバッジを集めることができました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

よく見て、たくさんの発見をして、じっくりミュージアムでの時間を楽しんだこどもたち。立派にミュージアム・デビューをはたしました。
活動を終了したときにみんな声をそろえて「また来たい!」と言ってくれました。

みんながまた上野公園に来るきっかけの日があります:それは「あいうえのスペシャル」。
ミュージアム・デビューをしたこどもたちが、再び上野公園に戻って来てミュージアムの冒険を楽しむことができる特別な日です。
またきっと、近いうちに会える日を楽しみにしています!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(東京藝術大学 美術学部特任助手
Museum Start あいうえの プログラム・オフィサー 鈴木智香子)

プログラム: ミュージアム・トリップ | 投稿日: 2017年8月24日

主催/東京都、東京都美術館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京藝術大学

共催/上野の森美術館、恩賜上野動物園、国立科学博物館、
国立国会図書館国際子ども図書館、国立西洋美術館、東京国立博物館、
東京文化会館(五十音順)

お問い合わせ:Museum Start あいうえの 運営チーム(東京都美術館×東京藝術大学)
Tel: 03-3823-6921(東京都美術館 代表番号)
Fax: 03-3823-6920
E-mail: aiueno@museum-start.info

※お送りいただいた個人情報は公益財団法人東京都歴史文化財団プライバシーポリシー
に基づき取扱い、本事業に関する業務を行う目的以外で使用することはありません。

利用についてプライバシーポリシー

Copyright © 2013-2017 Museum Start i-Ueno, All Rights Reserved.