活動ブログ

2018(平成30)年度 あいうえの日和

あいうえの日和(2018.11.17)

ファミリー向けプログラム「あいうえの日和」は、上野公園の9つのミュージアムをこれから冒険しはじめるファミリーにぴったりのプログラムです。11月17日(土)に東京都美術館のアートスタディルームで開催され、計41組82名のこどもと保護者が参加しました。

「ミュージアムにようこそ!」やってきたこどもたちにミュージアムを楽しく冒険するためのアイテム「ミュージアム・スタート・パック」を、アート・コミュニケータ(以下、とびラー)からプレゼント!

パックを受け取ったら、こどもと保護者とが揃って席に着きます。「上野公園にようこそ。今日はミュージアムを楽しく冒険するためのアイテム(ミュージアム・スタート・パック)をみんなにプレゼントして、使い方や冒険のコツを知ってもらう日だよ!」プログラム・オフィサーからの挨拶でプログラムがスタートしました。

「あいうえの日和」は、パックの使い方をミニワークなどを通して45分間でマスターし、ミュージアムの楽しみ方を親子で学ぶプログラムです。

この「ミュージアム・スタート・パック」は、ミュージアムが初めてのファミリーも安心してミュージアムに出かけられるよう、そして、ミュージアムを存分に楽しめるようにデザインされています。

 

さっそく、秘密の呪文がかかれた緑色のバインダーを開きプログラム・オフィサーの説明にワクワクと耳を傾けるこどもたち。中のマップで今いる東京都美術館の場所を確認したら、ミュージアムの紹介ページをめくって、上野公園には9つのミュージアムがあることや、動物園や科学博物館の他に、美術館や音楽ホール、子ども図書館や大学などもあることを確認しました。

また保護者にも「保護者用ミュージアムハンドブック」を渡し、こどもとミュージアムに行くときの心づもりや、行った時に楽しむための声がけなどについても、お伝えしていきます。冒険ノートの使い方、ミュージアムの注目ポイント、そして秘密の呪文を唱える場所など、盛りだくさんの内容に保護者もこどもも一緒にページをめくって学びあっていました。

パックの紹介が終わると、とびラーの紹介に移ります。「とびラー」とは、東京都美術館×東京藝術大学「とびらプロジェクト」に属する様々なバックグラウンドを持つアート・コミュニケータのこと。親でもない学校の先生でもない、第3の「大人」として、今日はこどもたちと出会い、一緒に時間を過ごし、活動のサポートを行ってくれます!

モノ(ミュージアム・スタート・パック)を手に入れ、人(とびラー)と出会い、次はいよいよミュージアム冒険を少しだけ体験をします。

「この絵を知っている人〜?」スクリーンに映されたのは、東京都美術館でこの日開催されていた展覧会「ムンク展」のポスター。「知ってるよ」「ムンクだー!」と、手がたくさんあがっていました。

「100年前にかかれた作品が100点、世界中から集められて、今、東京でみんなが見ることができるんです!」「今日は展覧会から12枚の作品をアートカードにして用意したので、気になる作品を1つ選んでみましょう」

今日のワークは会場の壁面2ヶ所に貼られたアートカード(ムンクの作品画像)から、「気になる作品・好きな作品」を1点選んで、印刷した画像やポスター新聞を冒険ノートに切り貼りしながら、感じたこと・発見したことをノートに書き込んでいくものです。

まず、とびラーがこどもたちと一緒になってアートカードを見ながら「気になるものはあった?」「どこからそう思ったのかな?」と問いかけをしていきます。こどもたちは「この青いところがとても綺麗で気になったの!」「たぶんこの赤いのと青いのはきのこだと思う。」「線がぐにゃぐにゃしているのはどうしてかなあ。」と思ったこと、感じたことを素直に言葉に出して、とびラーに答えていきます。こどもととびラーがお互いにやりとりするなかで、こどもたちの発見した魅力や不思議を人に伝える力が身についていきます。こどもたちは、今日初めて出会ったこどもや大人と一緒になって作品をみることで、自分の思わなかった見方、新しい発見にもびっくりしていました。

  

気になる作品を選んだら、用意された素材・チラシ・新聞を切り貼りして、選んだ理由などを実際にブックにかきこんでいきます。

作品のタイトルが気になる、正しい情報がわからないとブックにかけないといったこどもには「あなただったらどんなタイトルをつけるかな?」「図録持ってきたから、この中から一緒に探してみようか」といったそのこどもそれぞれにあった対応をとびラーはします。それには保護者からも「そうか、正しい情報だけでなくて自分で考えるように促すことも大切だなあ」なんて声も。

保護者と一緒に、とびラーと一緒に、そして一人でじっくりと、自分の感じたこと発見したことを好きなスタイルで自由にかいていきます。

大人もこどもも、一人一人の眼差し、ブックへのかき出し方、感じた気持ちの言語化の仕方は異なります、その人に寄り添って活動をサポートしていくことで、自由にかいていいということを自ら学んでもらうことも、この「あいうえの日和」の大きな目的です!

 

普段は教え育てるような立場の保護者も、ミュージアムに出かけた時は“こどもと一緒に”冒険をして、お互いに気づいたことを学びあう最高のパートナーになっていくようなプログラム作りを行なっています。

 

こどもたちの中には、以前あいうえのデビューしたお姉さんと、今日デビューする妹さんとで参加をした姉妹も。お姉さんのビビハドトカダブックは表紙を自分のオリジナルアレンジ、そして沢山の書き込みがありました。冒険ノートがいっぱいになっても新しいノートをおかわりできます!お姉さんには新しいノートをお渡ししました。

 

完成したみんなの冒険ノートには、それぞれの工夫が詰まっています!

最後に9つのミュージアムを紹介するあいうえのオリジナルムービーを視聴したあとは、中学生・高校生になっても継続的にミュージアム冒険を続けられるように末長くサポートする「あいうえのメンバーシップ」と3つのメンバーシップ特典(1.オリジナル缶バッジ、2.WEBに投稿、3.あいうえのスペシャル)を紹介して、今日のプログラムは終了です。

「娘がどんどん思いついたことを書き込んでいたのでちょっと驚きました。発見するって楽しいのだなと気づかせてもらいました。参加して良かったです。“何でもよい”がすごく良いなと思いました。」

「親子で上野めぐりをして冒険ノートを充実させていきたいと思います。」

「見て、感じたことを言葉にする経験ができた。なかなかそこまで至れないのでとても参考になった。ブックがあれば今後も続けられそう。」

「思ったことをのびのび書いていいというとびラーさんの言葉に気づかされました。普段はどうしても誘導しすぎ、教えすぎてしまうので、、自ら学ぶ体験をもつきっかけになるといいなあと思いました。」

「ミュージアムがとても身近になった感じがあります。図書館もミュージアムとはあまり考えていなかったので、新しい発見です。上野はちょっと遠いですがバッジがたまるよう、楽しんで来たいと思います。」

今回参加した方へのアンケートにあった保護者の方の言葉です。
短時間のプログラムでしたが、とびラーとの活動を通して“こどもと一緒に”ミュージアムを楽しむためのコツや発見があったようです。

さあ、いよいよ冒険が始まります!上野公園にはさまざまな展覧会やプログラムがいっぱいです。ミュージアム・スタート・パックを持ってぜひ冒険に出かけてください。

 


 

津田愛子|東京都美術館  アート・コミュニケーション係 インターン

プログラム: あいうえの日和 | 投稿日: 2018年11月17日

主催/東京都、東京都美術館・アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京藝術大学

共催/上野の森美術館、恩賜上野動物園、国立科学博物館、
国立国会図書館国際子ども図書館、国立西洋美術館、東京国立博物館、
東京文化会館(五十音順)

お問い合わせ:Museum Start あいうえの 運営チーム(東京都美術館×東京藝術大学)
Tel: 03-3823-6921(東京都美術館 代表番号)
Fax: 03-3823-6920
E-mail: aiueno@museum-start.info

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