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2019年度 オープンデイ「キュッパ・チャンネル」

オープンデイ キュッパ・チャンネル③(2019.11.2)
〈リピーター・プログラム:ぼうけん部〉

11月2日(土)、木々が秋の色に変わり始めた上野公園を舞台に、今年度3回目のファミリー向けプログラム「キュッパ・チャンネル」が開催されました。

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 撮影:中島祐輔(右上写真)

 

「キュッパ・チャンネル」は、ものを集めるのが大好きな”キュッパ”のように、いろいろなものにアンテナを張って、好きなものを、見つけて集めてみることができる、スペシャルな1日。この日開催された4つのプログラムの参加者333名と41名のアート・コミュニケータ!上野公園のミュージアムを舞台に、大人とこどもがそれぞれのチャンネルでミュージアムを楽しみました。

それぞれのプログラムの様子はこちらから!

 

▶︎「デビュー・プログラム
▶︎「リピーター・プログラム:キュッパ部
▶︎「ムービー部

 

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リピーター・プログラム:ぼうけん部

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「ぼうけん部」は、これまで「あいうえの」に参加したことがあるこどもたちを迎え、上野公園の文化施設に出かけるリピーター・プログラム。
今回の行き先は恩賜上野動物園(以下、動物園)と東京藝術大学(以下、芸大)。午前・午後の2回開催で、合計43組のこどもとその保護者、9名のアート・コミュニケータ(とびラー)が活動しました!
プログラムを担当したのは、Museum Start あいうえのプログラム・オフィサーの山﨑日希です。

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スタート地点は都美のスタジオ。こどもたちを迎えるのは青いバンダナを巻いたとびラーたち!行き先ごとにチームに分かれ、自己紹介しあいます。

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今回のテーマは「本物ってなんだろう?こどもの哲学対話」。動物園と芸大の2つのチームにわかれ、それぞれ出かけて行き、人や作品、動物と出会いながら、そのもののもつ「不思議」や「魅力」についてじっくり考えます。

最後はみんなで対話をしながら、自分の中にある答えを見つけます。

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「世界中の動物を一度に見られるってどういうことだろう?」「芸術を勉強するってどういうこと?」そんな問いかけから始まったプログラム。
ミュージアムでの「本物」との出会いにワクワク感が高まります。
行き先のことを確認したら、いよいよ出発です!

 

【動物園チーム】

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「恩賜上野動物園へようこそ。ここは日本の動物たちが展示されているエリアです。日本の動物ってどんな動物を思いつく?」
こどもたちを迎えてくれたのは動物解説員の小泉祐里さん。
「さる!」「馬?」色々な動物が上がります。
「今日、みんなが観察するのは「エゾシカ」という北海道に住むシカです。シカの角ってどんな形かな?思い出して書いてみよう!」

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「もっと長い?」「とがっている?」記憶を辿りスケッチします。次は、その本物であるエゾシカをじっくり観察します。

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「どうして枝分かれしているのかな?」「触ったら冷たいのかな?」
「想像より重たい!」「2本も生えていたら首が痛くなるな…」
「ツノ」をきっかけとしたエゾシカの観察から、たくさんの不思議や発見がうまれます。
「1つの動物のことを、こんなに考えたことなかったよ」とこどもたちは、満足そう。次は何をするのでしょうか?

 

【芸大チーム】

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芸大チームがやってきたのは、美術学部の保存修復彫刻研究室。特任准教授の山田修先生が案内してくれました。

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「保存修復研究室では、壊れてしまった文化財を直したり、全く同じように作ったりしながら、文化財を大切にするために調査や研究をしています」
「保存修復」という言葉を初めて聞くこどもたちの表情も真剣です。この日は特別に学生が作業するアトリエを見学させてもらいました。

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「本物の彫刻と、材料や作り方を全くそっくりに作った彫刻は、本物とどうちがうの?」山田先生とのやりとりを通して、気が付いたこと、気になることなどを冒険ノートに記録していきます。

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それぞれの館での活動を終えたら、都美に戻ります。

 

【こどもの哲学対話】

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次はいよいよ「哲学対話」の時間です。それぞれが見たこと、感じたこと、発見したことを紐解きながら、じっくりゆっくり「本物ってなんだろう?」の問いに向き合います。

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最初に、NPO法人こども哲学おとな哲学アーダコーダ理事の井尻貴子さんが、「哲学対話」とはなにをするのかを丁寧に説明します。
説明が終わったら、早速みんなで「哲学対話」をやってみることに。今回は、それぞれのチームの対話の進行役として、井尻さんに加え、尾崎絢子さん(はなこ哲学カフェ いどばたのいどほり代表)、羽片俊夫さん、幡野雄一さん(アーダコーダ理事、探究型学習塾ベースクール講師)の計4名が参加してくださいました!

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「本物ってなんだろう?」という問いかけに、

「作った本人が本物っていったらそれは本物だと思う」
「生えているツノはその鹿の物だけど、落ちたツノは誰ものだろう?」
「馬にシマシマ模様をつけたら、それは馬?シマウマ?」
「テレビで見る動物は本物の偽物だけど、自分の目で直接見るのが本物」

ミュージアムでの発見を手掛かりに、「本物」について語り合います。こどもたちの言葉をとびラーが丁寧に拾いながら、ホワイトボードに書き込みます。

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最後は、ホワイトボードを見あいながら、ミュージアムで何を見てどんな対話がされたのか、チームごとに発表しました。
同じテーマでも、学年によって、見てきたものによって色々な対話が生まれました。まだまだ話し足りないこどもたち、今度はそれぞれの仲間や家族と一緒に、「本物ってなんだろう?」と、「ふしぎ」に出会うぼうけんを続けてほしいと思います。

 


 

 

執筆|山﨑日希(Museum Start あいうえの プログラム・オフィサー)
撮影|中島佑輔

 

プログラム: オープンデイ「キュッパ・チャンネル」 |
投稿日: 2019年11月2日