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2013(平成25)年度 放課後の美術館

放課後の美術館 第6回 (2013.10.23)

今日の放課後の美術館ではプロジェクトルームで自由に過ごしました。プロジェクトルームには上野の近辺にある工場やお店などで集めてきた廃材があります。既に自己紹介ボードを完成したこども達には“何をつくるか、何をするか”はそれぞれの意思にまかせました。まずは廃材コーナーをぐるぐるまわりながら気になるものを選んでみたりしてどんなものがあるのか、どんなふうに使えそうかそれぞれ考えていました。廃材を選ぶと次にそれらをどうやって組み合わせるかというところで面白いことが起きはじめていました。

・ノリ実験室

割と何でもくっつけることができるホットボンドという便利な道具がありますが、敢えてそれに頼らずスティックノリを使うこども達が何人かいました。プラスチックとプラスチック、紙と貝殻、そういったものをとりあえずノリでくっつけてみる。これが意外にもくっつく!……がしかし時間がたつとポロっととれてしまう。これは何かを作る上ではただの“失敗”なのですがその失敗例を並べてみると……ちょっとした実験室のようになりました。同じ“失敗”を体験した仲間を同じテーブルに呼んでみるとますます実験室のような場に。その後ノリの可能性にとどまらずテープの可能性も試しはじめていました。

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・セロハンテープマスター

木の板とプラスチック。この組み合わせもホットボンドならすぐにくっつきます。ただしホットボンドは限られた場所で使用しなくてはならない上にボンドがビヨーンと伸びたりしてちょっともたつくのは事実。それよりも思いついたらすぐその場でくっつける、そのスピード感が大切という場合もあるのでしょう。セロハンテープは何枚も重ねていろんな角度から貼っていくことで意外と接着ができ、うまく使っている子がいました。セロハンテープに限らず、針金だったり、布だったり、道具や素材を独自の方法でマスターしそうな予感が各所でみられました。

・とびラーさんが親方の加工工房

はじまりは“金属でできたボタンの裏側にくっついている金具を切 り落としたい”というこどもの声からはじまりました。切り落とすには金ヤスリ、ペンチじゃないとなぁ、ということになりとびラーさんがこどもの依頼を受ける形で加工してみました。するとその様子をみた他のこども達から次々と依頼が舞い込みました。とびラーさんが座っていた場所がいつの間にか工房のようになっていきました。廃材は加工することで可能性がぐんぐん広がっていきます。穴を開けてみたり曲げてみたり。今後も神出鬼没の工房かもしれません。

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このように、廃材のまわりで色々なことが起きはじめました。他にも作ったものを使ってアニメーションをつくろうという動きが。

・さつえいスタジオ

夏休みの美術館の「Hi!Zai」以来、ipadアプリケーションを使ってコマ撮りアニメを作る手法をこどもたちが知っています。撮影作業自体はとびラーさん中心ですがこれがはじまるといつのまにか他のこども達が集まってきます。壁に背景を設置しスタジオが完成。主役の熊を操る役、蝶をひらひらさせる役。ちょっとスタジオが暗いねということに気がついた子が「光係」となってライトをあてる。あとは監督さん?という具合にどんどんスタジオらしくなっていきました。せっかくなのでスタジオの看板を提案してみるとあっという間にデコレーションされて完成。今後はもしかすると大道具さん、衣装さん、メイクさんがでてくるかも…そんな勢いです。

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みんなで集まって何かをはじめる子もいればもちろん黙々と個人制作に集中する子もいます。勢いで作る子もじっくり作る子もそれぞれ大事にしたい要素(ガチガチにくっつけたくない感じ、作る前に既に描いているストーリーなど)というのがあり、自ら話してくれることもあれば制作の相談中の会話から伝わってくることもあったりしました。また作ったもの(ゲームボードやロボット)に付属する次なるアイテム(説明書やリモコン)を作るなど、作ったものから発想して次の創作がはじまる瞬間というのが度々あってそういう場面も見逃せません。

 

プログラム: 放課後の美術館 |
投稿日: 2013年10月23日