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2013(平成25)年度 スペシャル・マンデー・コース

スペシャル・マンデー・コース:荒川保育園 (2013.11.25)

11月25日(月)午後、荒川保育園の年長さん18名が、東京都美術館を訪れました。貸切りの展示室でとびラーと一緒に『ターナー展』を鑑賞します。

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初めて会う大人たち「とびラー」に、こどもたちが緊張しないよう、とびラーはバスで到着したこどもたちを外まで迎えに行きました。

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ちょっと暗い展示室…少し怖いかな??
いえいえ、心配無用です。展示室での約束事を確認してから展示室に入るとすぐ、紙芝居チームのとびラーが待っていました!ターナー展にまつわる紙芝居で、物語も絵も、全部とびラーが作った完全オリジナル作品の上演です。ターナーの作品が物語の中にたくさん出て来る冒険物語。効果音で波の音も聞こえてきました。

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紙芝居にも登場していた大きな船の作品の前に移動します。みんなでよーく、よーく作品を見た後、見つけたことを出し合います。手が勢いよく挙がり、発見が続々と出てきました。

左側の小さい船に船長さんが乗っている。
船と船の間に何か見える →街みたい →陸に近いのかも…
今から雨が降りそう、嵐がくる、雲が動いてきている。
船が船を食べようとしている。
くじらがいるみたいに海がうねっている。

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みんなで見た後は、6名ずつの小グループに分かれて別の作品を鑑賞します。作品の前では、まず作品パズルで遊びつつ、絵を完成させました。そして鑑賞です。見つけたことを出し合います。

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グループでの鑑賞が終わったら、とびラーとマンツーマンで「見てみたい絵」のところに行ってみます。「見てみたい絵」は来館前に保育園で行った「美術館ごっこ」で、1人1作品選んで来ています。

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帰る前にソウラン節をとびラーやターナーさんに披露してくれました!漁の時に唄われたソウラン節。船や海の作品を見た直後のこどもたちは、“漁の舞”を力一杯踊ってくれました。


来館前に保育園で行われた、作品と親しくなる事前活動(あそび)のお陰で、こどもたちは「ターナーさん、ターナーさん」と、まるで「サンタさん」と言うかのように作家の名を口にしていました。事前活動は、貸出しのアートカードを紙芝居のようにお昼寝前に見せることと、ホールにアートカードを並べて、少し照明を落として鑑賞する「美術館ごっこ」。そして、保育園に戻ってからの事後活動では「お絵描き」をしたようです。作品の思い出と同じように、とびラーと一緒に鑑賞したことがこどもたちの中に残っていることがわかる絵でした。
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最後にとびラーとの振返りの中で聞いたエピソードをご紹介します。

私の担当した女の子は、雪崩の絵を選んできました。
この絵のどこが好きなの?と聞くと「雪の絵」だから。
お母さんの名前が「ゆき」さんなのだそう。
そしておじいちゃんおばあちゃんの田舎は雪国だそうです。
他を見る時間もないほどこの絵をずっと見ながら、おじいちゃんと雪かきをしたり、お母さんと雪だるまを作ったお話をたくさんしてくれました。

上記のエピソードからは、こどもたちが自分自身の視点で作品と関係を持ち、鑑賞していたことが伺えます。

 

(Museum Start あいうえのプログラムオフィサー/東京藝術大学美術学部特任助手:長尾朋子)

プログラム: スペシャル・マンデー・コース |
投稿日: 2013年11月25日