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2013(平成25)年度 のびのびゆったりワークショップ

日曜日スペシャル「のびのびゆったりワークショップ」第5回 (2013.11.17)

11月17日(日)、5回目の〈日曜日スペシャル〉「のびのびゆったりワークショップ」です。全6回なので、残すところ今日と最終回。

今回のレポートはワークショップを共につくる「とびラー(とびらプロジェクトのアートコミュニケータ)」に少しフォーカスしてみます。
この「のびのびゆったりワークショップ」に関わっているとびラーは、皆、とびらプロジェクトの「アクセス実践講座」を受講している人たちで、「障害を持った方も、誰もが美術館を楽しめるように」との想いで、1年を通して講座を受講し、実践を重ねています。

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ワークショップ開始より1時間早くとびラーは集合し、スタッフと共にワークショップの流れの最終確認を行います。進行役の「杉先生」こと杉山貴洋先生からもとびラーに一言。

この『のびのびゆったりワークショップ』、僕がどこにワークショップがあると思っているかというと、それは、それぞれのとびラーさんと子どもたちとの間なんです。このワークショップにはファシリテータは僕1人ではなく、20名を超えるファシリテータがいるんだと思っています。

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全体での流れの確認に続いて、担当学年のグループごとに分かれて、より細かい内容を確認し合います。今日は東京都美術館の特別展「ターナー展」を見に行きますが、展示室に行く前に学年ごとのグループに分かれ、展覧会への導入となる活動を実施する予定です。

とびラーが自ら活動内容を考え、担当グループでその活動を実践する時間はワークショップの中で「とびラータイム」と呼ばれています。この「とびラータイム」を設けることで、とびラーひとりひとりがよりファシリテータになっていった、つまり、自らワークショップをデザインしている意識を持ち、また、担当する子どもたちの特徴や様子を考慮・反映した活動内容の実現に繋がっていったように思います。

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子どもたちがチラホラ到着し始めました。いつものようにシャボン玉で遊ぶ子もいれば、「あのねあのね、先週は町内会のイベントに行ってね」ととびラーに話かける子、早速工作にとりかかる子もいます。
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杉先生から子どもたちに今日の説明です。
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まず「ターナー展」を鑑賞し、その後、透明ビニール傘に空を描くとのこと!
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今日これから始まることに、みんなワクワクしているようです。

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「ターナー展」への導入が学年ごとのグループで始まりました(「とびラータイム」です)。3年生チームは、A4サイズのピクチャーカードを使っています。

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展示室へ行く準備が整ったグループから展示室へ。

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とびラーと共に作品の前に座ってじっくり眺める姿や、「とびらボード(磁気ボード)」を使って鑑賞している姿が見られました。

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ターナー展を十分に鑑賞した子から順にビニール傘とマジックをもらい、そして外へ!
傘に空を描きます。

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本日快晴。日向ぼっこをしながら、気持ちのいい制作風景です。

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鳥の声が聞こえた!と音をキャッチして筆がすすんでいる風景に出くわしました。

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木々を描いた子も入れば、

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「これなんだと思う?」とクイズを出す子も。
これは・・・なんと・・・東京都美術館の建物でした!
「こう合わせるとわかるよ」と教えてくれました。

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アートスタディルームに戻り、傘を天井から吊るして、みんなの描いた空を眺めます。

 

このような子どもたちのワークショップが行われている間、別の部屋では保護者向けプログラムも行われていました。
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前回のワークショップで子どもたちが大きなロール紙に描いた海が、壁に貼られています。そしてワークショップの様子を映すスライドショーを流しながら、プロジェクトマネージャの伊藤より、5回までを振り返る話がありました。
部屋のレイアウトを、小さな机と椅子が点在するカフェのようにしたのは、参加者の保護者の方々が、互いに交流する場になればとの願いからです。

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保護者の方々に緑とオレンジの付箋が配られました。緑の付箋には「このワークショップに申し込んだきっかけ」を、オレンジの付箋には「参加した感想」を書きます。

偶然に同じ机に居合わせた小さなグループ内で共有をしていただいた後、何人かに発表していただき、その後は皆さんの「きっかけ」と「感想」をホワイトボードに貼りました。
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〈このワークショップに申し込んだきっかけ〉

初めての場所に入るのが苦手な子なのですが、アートは好きなので活動に参加できる事で何か自身となれば有難いと思い申し込みました。

お絵かきの好きな娘と、図工が好きな息子ですが、障害があり、普通のワークショップなどは遠慮していたので、こういう場を知り応募しました。

生まれつき耳が聞こえず、そのかわり、ものをよく見る「眼の子」ということもあり、親せきからよく「本物を見せてあげて下さい」と言われてきました。ですので、今回のワークショップはすぐに応募させていただきました。

色々なタイプの子供たちがいると書いてあったので、そういう場所に参加してほしかった

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〈感想〉
手先の不器用な我子ですが、家でハサミを使うようになりました!!刺激を受けたようです!!

ここのお友達はあれこれ言わないのが良いと言っていました。アートにそれぞれ集中していたからでしょうか。

しゃぼん玉が導入というのが最高に良かったです。沢山息を吐いて呼吸することで緊張が取れたようでした。


こうして第5回「のびのびゆったりワークショップ」が終わりました。
次回は最終回。第3回、第4回とお天気があまりよくありませんでしたが、今日は久々の晴天。杉山先生によると、障害のある子どもには、湿度も大きな影響を及ぼすようです。今日子どもたちがコンディション良くのびのびと活動できたのはお天気のお陰もありそうです。最終回もお天気に恵まれることを祈ります。

プログラム: のびのびゆったりワークショップ |
投稿日: 2013年11月17日