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2015(平成27)年度 放課後のミュージアム

放課後のミュージアム:第1回(2015.08.05)

3年目を迎える「放課後のミュージアム」が今年も始まりました。

8月から2月までの全12回、小学生〜高校生のこども達、とびラー、東京藝術大学、東京都美術館のスタッフと一緒に<上野公園と9つのミュージアム>を舞台に自分達の放課後を創っていくプログラムです。

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活動の拠点は東京都美術館のアート・スタディルームです。とびラーさん、スタッフがこどもたちを出迎えます。まずは名札を作ります。

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「Museum Startあいうえの」スタッフの伊藤史子と石井理絵からはじまりのメッセージ。

初日の今日は、身体全体で「感じるこころ」を高める準備をします。両手を上に伸ばして伸ばして、脱力して, 腕の筋肉の動きを意識します。腕や足をトントン叩いてみる、クッションを触ってみる、床も触ってみる。モノの質感や温度に敏感になります。手の甲を優しくなぜる、手と手をこすり合わせる。五感を使って、自分自身や周りのモノを感じてみるエクササイズです。

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初日は、東京都美術館の展覧会「キュッパのびじゅつかん」の展示に行きます。
その前に、どんなマナーがあるのかみんなで意見を出し合います。

「走らない」
「展示物にさわらない」
「お話は小さな声で」

展示室には、”誰かに見せたいな”と作家さんや学芸員さんが感じた<たからもの>があります。その<たからもの>をみんなで大切に、気持ち良く見ていくためにマナーはあります。

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今日の<たからもの>小山田徹さんの「握り石」の展示についてのお話をみんなで読んでから、いよいよ展示室へ。

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今回は特別に触ってもいい展示です。大小さまざまな石が並んでいます。

今日はこんなミッションで鑑賞してみます。

 
①手は触れず、よーく見てみる。視覚からどんな石なのかな?と想像してみます。なかには、嗅覚を使って石を感じる人も!初めて出会った印象を大切にします。

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②気になったものを手にとって、重さや質感、形をよく観察します。自分の身体を触ったときのように、ぺちぺちと叩いて音を聞いてみたり、見た目と重さの違いを感じてみたり。

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③さらに拡大鏡を使って観察したりしながら、自分がこの中で一番「気になるもの・好きなもの」をひとつ選びます。

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④自分の選んだ石を五感の全てを使ってよく感じる、知ろうとしてみる。それを心に丁寧に記憶してアート・スタディルーム(アトリエ)に戻ります。

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アート・スタディルーム(アトリエ)に戻ってから

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選んだ石について印象に残っていることをメモに描きとめながら、周りの人と共有します。

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隣の人が見ていた石の魅力を聞いて「そんなの気付かなかった!見てみたい」と想像を膨らませたり、「どのくらいの大きさ?」と聞かれ、手で触った時の感じを思い出したり。

「心で感じた味」について話しているグループも。

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ミュージアムでは、「鑑賞する」という言葉をよく聞きますが、それは今日のみんなのように、もの・こと・ひとをよく見る、知ろうとする、相手を感じる、相手に丁寧に接することなのではと思います。

ひとつの作品を介して、自分の感じ方を知ったり、今日出会ったメンバーの考え方に触れることができた一回目の放課後でした。

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こどもたちが展示室を訪れている間、保護者の方へのガイダンスを行いました。

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今日から冒険をはじめる仲間となったみんな。
それぞれが持つ個性の様々な角度から、いろいろなものに出会う経験を一緒にして行くことが楽しみです。

 

Museum Start あいうえの アトリエリスタ
伊藤 史子

 

プログラム: 放課後のミュージアム |
投稿日: 2015年8月5日