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2017(平成29)年度 あいうえのスペシャル

冬のあいうえのスペシャル(2017.12.10)

今年度最後となる「あいうえのスペシャル(旧ホームカミングデイ)」が、12月10日(日)に開催されました。年に三回開催される「あいうえのスペシャル」は、「Museum Start あいうえの」でミュージアム・デビューをしたこどもたちとそのファミリーが、ふたたび上野公園で冒険を楽しむ特別な一日です。

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このスペシャルな日は、こどもたちの活動拠点として東京都美術館のアートスタディルームとスタジオが解放され、ミュージアムでの冒険を応援する様々なコーナーが出現します。会場でこどもたちと活動するのは、アート・コミュニケータ(通称:とびラー)たちです。とびラーがこの特別な一日の活動に寄り添い、こどもたちの体験をサポートします。

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この日「あいうえのスペシャル」にやってきたファミリーは、総勢162名。他のあいうえののプログラムとは異なり、11時から14時のプログラム開催中ならいつでも何度でも会場を出入りできるので、この日は多くのファミリーがアートスタディルームを行き交います。

はじめて「あいうえのスペシャル」にやってきたファミリーは、会場マップやガイドを見たり、とびラーに楽しみ方を聞いたりしながら、その日の活動を考えていきます。

今日はどのミュージアムで冒険しようかな。
どんなコーナーを体験してみようかな。

気になるミュージアム、行ってみたい展覧会、見てみたいものなど、自分自身の興味や関心をもとに、その日の活動をデザインすることでワクワク感が膨らみます。

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冒険の行き先を考える時に役立つのが、上野公園の9つのミュージアムの情報を集めた「情報コーナー」。ここには、9つのミュージアムのスタッフがこの日のために会場に届けてくれた、オススメの展覧会のチラシやポスターが豊富にそろっています。

どんなミュージアムでどんな展覧会やプログラムが開催されているのかわからなかったり、情報を探すことを不安に思っていても、とびラーやスタッフと一緒に情報を見ながら今日の冒険の行き先を決めることができます。参加者の「気になる!」や「おもしろそう」という気持ちをもとに、活動がデザインされていくのも「あいうえのスペシャル」ならではの面白さです。

冒険の行き先を決めたら、上野公園のミュージアムに出発です!

気になる展示作品を自由にみたり、季節ごとに移り変わる上野公園の表情を楽しんだりして、見ること、触れること、感じるとることを堪能します。
その時にしか出会えないものに、あなたは出会えたかな?

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上野公園を冒険したら、「あいうえのスペシャル」の拠点で冒険の記録を書く活動に移ります。ここには、色とりどりのペンや色鉛筆、のりやはさみ、展覧会のチラシなどが用意されています。また、図録や図鑑など、いろいろな本も置かれているので、気になるものがあれば手にとって調べものをすることもできます。このコーナーを活用すれば、冒険の記録を豊かな道具を使って上野公園内で作りあげることができます。

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それに、なにより特別なのは、こどもたちの活動に寄り添うとびラーがいること。

「どこからそう思ったの?」「どうして気になったの?」

とびラーとその日の冒険で見たものを回想し、振り返りながら言葉を交わし、ミュージアムでの体験をもう一段深めていきます。
人との対話や振り返り、本やチラシなどいろいろなものを用いながら、作られたオリジナルの記録には、作り手のこどもたちの個性がよくでています。

今回の「あいうえのスペシャル」でも、多くの冒険の記録が誕生しました。

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その日の冒険の記録ができたら、撮影するコーナーで写真におさめます。記録をつくって、誰かにそれを撮影してもらうって、なんだか特別な感じです。

自分が作った記録を撮影したら、この日の冒険の記録をオリジナルバッジにする「スペシャル・ビビットポイント」に参加することができます。

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この日は、東京都美術館「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」に展示される作品や、その日に冒険したミュージアムからお気に入りの一点を選び、作品や展示物の色をよく観察し、見つけた色からオリジナルのバッジを仕立てます。あいうえのスペシャルでしか体験できないこのコーナーは、こどもたちに大人気のコーナーです。

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展示されているものだけではなく、ミュージアムのたてものや、上野公園のなかで気に入った風景など、自分が形にして残したいと感じたものの「色」に注目するこどもたちもいます。

色がのったひし形のチップを6色選んだら、色を縁の中に配置します。配置した色チップを専用の台紙に貼り付けて、缶バッジマシーンにかけたら、この日だけの特別な《冒険の証》の完成です!

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つるっとした光沢感のあるバッジになると、ひときわ特別なバッジに見えます。

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「あいうえのスペシャル」は、こどもだけではなく、保護者の方たちがこどもたちとともに上野公園の活動を満喫する日でもあります。大人もこどもたちと一緒に、気がついたこと、ミュージアムでの活動を主体的に楽しんでみると、いつもとちがうこどもと大人のコミュニケーションもうまれていきます。

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「あいうえの」でつながりができた人同士が、再び集い交じり合う場所を作り出す「あいうえのスペシャル」は、人と人とのコミュニケーションを深めて、ミュージアムがますます身近に感じられる時間を想像する場です。普段は見えないつながりが、見える特別なこの一日が、一人一人の参加者にとってあいうえのやミュージアムとのつながりを一層深める一日であれば、嬉しく思います。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
2018年の夏に予定されている次回「あいうえのスペシャル」での再会を、楽しみにしています。


 

渡邊祐子|Museum Start あいうえのプログラムオフィサー

プログラム: あいうえのスペシャル |
投稿日: 2017年12月10日